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2008年6月 8日 (日)

クモノスゴケ属(タイ類)の見分け方

7月8日 文言を一部修正.

クモノスゴケ属は、山間部沢沿いなどの湿った
場所に多い葉状タイ類。
日本からは4種がこれまでに報告されているが、
うち一種ヤハズゴケは日本産が疑わしいので、
以下の三種だけ識別できれば大丈夫。

近畿地方では、ほとんどクモノスゴケのことが
多いようだ。

屋久島には3種ともによく見つかり,ここで
区別点を覚えた。というのはウソで,実は調査に
同行してくださった千葉県立博物館の
古木博士から教えてもらった区別の仕方です。

ニセヤハズゴケ Pallavinicia levieri
葉状体の中肋がはっきりしない。
分枝はほとんどない葉状体縁に毛がほとんどない。
葉状体は、中肋をはさんで左右非対称になりやすい。
(極端な場合,中肋の片側だけに葉面があるときも).
基物からたちあがることはなく、ペタッと匍匐する.。
造卵器がはいっている器官(雌包葉)はカップ状。

クモノスゴケ Pallavicinia subciliata
葉状体の先端はほそくのびることが多い分枝はほとんどない。
葉状体は、中肋をはさんで両側が同じ幅,
基物からたちあがることなく、ぺたっと匍匐する。
(湿った土壁から垂れるように生えるときには,葉状体が
基物に密着しないことがある)
雌苞葉は筒状となり、前方に向かって倒れている。

クモノスゴケモドキ Pallavicinia ambigua
葉状体は、前二種よりもずっと幅が細い。
湿った土上に密集してはえる。
葉状体は斜めに立ち上がり、先は掌状に分枝する。
雌包葉はクモノスゴケと同じ。
標本にすると、乾いたときに真っ黒になる。

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